ジーニアス カニ沢~Ⅰ

引っ越しが発生すると、当然として不動産屋さんを介すと思うのだけど

その不動産屋さんが僕の中で人生トップ3に入る逸材だったのでご紹介させて頂きたい。

物語形式にすると長くなるので

エピソードをいくつかに分けてご紹介したい。。。



■ここに引っ越してきたのは8月の初めだったので住みだして約半年になるのだけど

とてもいいところに住むことができていると自分でも思う。。。

この物件を見つけてくれた相方に感謝



さて

不動産屋さんを見つけるにあたって我々は知人の紹介という手を選んだ。

何かと安くしてもらおうという誰でも思いつく算段である


しかし

内見予定日の近々になり担当より「お祝い事がある」

ということで違う人間をよこすという話になった。



お察しのお察しの通りここで登場するのが表題にも出てきている

カニ沢君である。


我々は期待を胸に指定された駅に集合し彼を待った。


ちなみに僕はその時間まで仕事があったので仕事着で急行したのだけど

女性は小さいことを気にするもので「そんな恰好でくるんじゃない!!」

などと怒られたのだがヘラヘラしていたのでことさら怒られた


そんなこんなで集合場所で待っていると


きた


①いかにも弱そうな
②ひょろい
③身長167センチくらい
④体重63キロくらい
⑤体脂肪18%くらい
⑥彼女はギリギリいます


のような青年がダバダバと青いビッツから降りてきた

相方はその瞬間


「新卒つかまされた」


とつぶやいた。

面白すぎて僕はこの瞬間を忘れられない

(漫画にしたら相当面白い描写になっていたと思う)


誰がどう見ても

一瞥して


「新卒」

というのが分かるフレッシュマンが現れたのだ。


次回は覚えている限りで彼を漫画チックに書いてみたい


そんな彼と名刺交換をし予定の物件へとヴィッツを走らせるのだけど

そりゃもう慣れていない。

初心者マークなのかもしれない

(社内も当然汚い)


カーナビを頼りに向かうのだけど

期待通り

通り過ぎ


「申し訳ございませんーーーー」

となる。。。

僕は内心


「こいつはいいぞ」


などととわくわくしていたけど

横の相方からは怒オーラが出ていたので

触れないことにした。。。

(怒った時の女性には触れないほうが身のためなのだ)


物件を当然のように通り過ぎたが何とか近くのパーキングを見つけ

駐車を試みる


全然停められない


そう期待を裏切らない男なのだ


皆様はお分かりだと思うのだけど

ヴィッツというのはだれしもが運転しやすい自動車で




「引け目を感じさせないコンパクトカー」「男性でも乗れるコンパクトカー」

というのがコンセプトらしい


ビッツの紹介などどうでもいいのだけど

少なくとも



6回は切り替えしていたと記憶している。。。


市役所的な広々とした駐車場に

スペースがいくつも空いたところに駐車するのに

何回も切り返すのだから


そりゃもう

丁寧な男だ



仕込みに手を抜かない京都の料亭の主人と同じ境地に

立っているのかもしれない



などとどうでもいい感慨にふけっていると

最初の物件に到着した。。


彼は‘期待を裏切らない男’


当然

すんなり入れるはずがない


「あれ??おかしいな???あれ??おかしいな??」


を連呼し

なかなか入れない


相方はドフラミンゴに操られてたベラミーを倒した時のルフィさながらの

覇気を滲み出していたけど

そんな覇気には気づかないカニ沢君には脱帽だ



続く・・・

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